ソシュール
これまで、病名について「モノ的」「コト的」そして、さらにコンスタティブな病名、パフォーマティブな病名という新しい概念を導入し、病名における存在論的差異を考察してきた。とりわけ健康と疾患の境目があいまいな慢性的疾患において、病名付与が人に与…
「現前の形而上学と健康幻想論」では、ジャック・デリダの脱構築的思考プロセスを用いて健康と不健康の決定不可能性を暴いたつもりだが、やや難解だっただろうか。 現前の形而上学と健康幻想論 - 思想的、疫学的、医療についてsyuichiao.hatenadiary.com 今…
[ソシュールの思想] 言語学と言っても、さまざまであるが、ここではフェルディナン・ド・ソシュール(1857~1913)の言語学からの示唆をもとに、「病名とは何か」ということについてあらためて考えてみる。その前にソシュールの言語学とは何か、ここでは難…