作品として文章を書くこと。
僕はこれまで、いろいろな文章を書いてきました。書籍やウェブ上のコラム連載、学術論文等、その多くが薬の専門家として、専門的な内容が多かったように思います。したがって、僕の文章に対する価値(もしあるとすればですけど)や評価基準は、文章表現や文体そのものというよりは、文章に乗せた『情報』にあるといえます。
文章はある種の創作物であり、それは作品ともいえるものでありますけど、こうした作品という観点から一定の評価を受けるというのは、とても大変なことだと思います。
僕の書いた文章が作品として評価を受けたことは過去2回ほどあります。
[第二回cakesクリエイターコンテスト一次選考通過]
[ファミ通文庫×カクヨム「僕とキミの15センチ」短編小説コンテスト一次選考通過]
第二回cakesクリエイターコンテストの最終選考は明後日だったと思います。小説のほうは中間選考どまりでしたが、僕の書いた文章が情報的価値としてではなく、作品として評価を受けたことは素直にうれしいです。
文章を書くモチベーションは人それぞれなんだと思いますが、「言葉にする」という作業が極めて創造的である以上、僕は文書を作品として評価されるように、これからも書き続けたいと思います。