思想的、疫学的、医療について

医療×哲学 常識に依拠せず多面的な視点からとらえ直す薬剤師の医療

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【医療情報を読み解くための国語ゼミ】

 地域医療ジャーナルで連載していた『医療情報を読み解くための国語ゼミ』が無事に完結いたしました。

 

■第1回:帰納の問題と逆接の接続詞

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■第2回:事実と意見、議論の前提と主題

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■第3回:そう主張する根拠は一体なに?-根拠の妥当性を考える-

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■最終回:問いを立てる力

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 この連載は、ネット上の医療・健康に関する情報に対して、医学的な専門知識を駆使して吟味するというスタンスではなく、文章表現に対する論理的整合性という観点、つまりは国語力で情報内容の良し悪しを考えてみようという企画でスタートしました。

 

 第2回の冒頭でも述べましたが、国語という教科でいったい何を学んだのか? とあらためて問われると、明確な回答を述べることが難しいような気もします。しかしながら、この連載を通じて、あらためて言葉の論理的整合性という視点が情報を吟味するうえで重要だなと感じました。そして、“常に疑いを持って「本当はどうなっているのだろう」と” 問いを立てる力、この力こそ国語力の真髄ではないかと考えています。