花粉症のOTC医薬品:考え方・選び方と、おススメOTC
ファーマトリビューンさんで連載中のコラム『【論文から学ぶ】薬剤師のためのOTC医薬品』、先月と今月にかけて花粉症に対するOTC医薬品の考え方・選び方について解説しています。薬剤師のみならず、登録販売者の方、あるいは広く一般の方にもご参考になれば幸いです。
【飲み薬ー前編】
【飲み薬ー後編】
【点鼻・点眼ー前編】
【点鼻・点眼―後編】
【個人的におすすめできる花粉症のOTC医薬品】
花粉症治療薬として個人的におすすめできるOTC医薬品をご紹介します。おすすめできる理由につきましては、コラム本編をご参照ください。また、あくまで ”個人的におすすめできるもの” であって、有効性を保証するものではありません。
なお、ご購入にあたっては、使用上の注意事項を順守し、必要に応じて薬剤師または登録販売者にご相談ください。要指導医薬品については対面販売のみとなります。当ブログでのご紹介は控えます。
■飲み薬
抗ヒスタミン薬単剤が含まれた医薬品であれば、基本的にはどれでも良いかと思います。安全性等を総合的に考慮すると、セチリジン、フェキソフェナジンが妥当なところかなと考えています。
■鼻噴霧ステロイド薬
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル製剤は有効性の観点から優れています。点鼻薬を使うのであれば、同薬は優先的に考慮しても良いでしょう。
【指定第2類医薬品】パブロン鼻炎アタックJL〈季節性アレルギー専用〉 8.5g ※セルフメディケーション税制対象商品 ×3 ※セルフメディケーション税制対象商品 |
■鼻噴霧抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬の点鼻を使うのであれば、ケトチフェン単剤がおすすめです。
■点眼液
複数成分配合製品や清涼感の強い製品など様々ですが、有効性・安全性を総合的に考えると、抗アレルギー薬単剤がおすすめできます。
【第2類医薬品】ノアールPガード点眼液 8mL ※セルフメディケーション税制対象商品 ×2 ※セルフメディケーション税制対象商品 |
※特定の薬剤購入を推奨するものではありません。なお、本記事は薬剤師の国家資格を有する者が執筆しています。また、おススメできるとした根拠は臨床研究の結果に基づいています。詳細はコラム本編をご参照ください。
【利益相反】
・コラム原稿料
・成功報酬型広告による収益
※特定の製薬企業からの資金提供は受けておりません。