#COVID19 に関する論文、及びCorrespondence 【2020年3月28日更新】
Correspondenceを含め、COVID-19に関する論文報告が相次いでいます。個人的に目に留まったものをご紹介します。なお、以前の論文報告は以下を参照ください。
また、これまでの文献報告を図でまとめた記事をnoteにて公開中です。
(関連記事)
■COVID-19の平均R0値は3.28であり、WHOの推定である1.4-2.5を超えている可能性
■COVID-19は野生生物に由来するものであって人工ウイルスなどではない。
■無症候性患者で検出されたウイルス量は、症候性患者のウイルス量と類似しており、無症候性または軽症患者においても伝播の可能性を示唆
www.ncbi.nlm.nih.gov■COVID-19の予防に対する漢方薬のレビュー
■COVID-19に関する偽のニュース、人種差別の問題
■平均潜伏期間は6.4日間(95%の信頼区間:5.6-7.7)、2.1-11.1日間の範囲と推定
■中国における72 314症例の臨床的特徴
■2019-nCoVが眼の粘膜から感染する可能性
■中国におけるCovid-19患者1099人の臨床的特徴
NEJM February 28, 2020 DOI: 10.1056/NEJMoa2002032
・中央値47歳、患者の41.9%は女性
・ICUへの入室5.0%、人工呼吸器装着2.3%、死亡1.4%
・発熱(入院時43.8%、入院中88.7%)
・咳嗽(67.8%)
・潜伏期間の中央値は4日間(四分位範囲2〜7)
■COVID-19から回復し、検査で陰性で退院した患者4例において、その後5〜13日間にわたり、検査陽性だった症例
■COVID-19 肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した 3 例(日本感染症学会)
■COVID-19 臨床的、ウイルス学的、画像的特徴(システマティックレビュー)
Clinical, Laboratory and Imaging Features of COVID-19: A Systematic Review and Meta-analysis. DOI: 10.20944/preprints202002.0378.v1
■生後 6ヶ月の乳児の症例
■SARS-CoV-2感染診断のための迅速なIgM-IgG結合抗体検査
感度88.66%、特異度90.63%
■症候性患者SARS-CoV-2による環境、表面環境、および個人用保護具の汚染
■COVID-19による死亡の危険因子、ウイルス排出を含む疾病の臨床経過
■Covid-19により入院した重症の成人患者において、ロピナビル-リトナビルによる治療は標準治療を超えるベネフィットを示さない
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2001282
■SARS-CoV-1と比較したSARS-CoV-2のエアロゾルおよび環境表面安定性
■イタリアにおけるCOVID-19の状況(JAMA Infographic)
■COVID-19に対するファビピラビルは、ロピナビル-リトナビルと比較してウイルスクリアランスが早く、胸部画像所見の改善割合も高い
■SARS-CoV2:COVID-19患者では、レニン-アンジオテンシン系の阻害薬を中止すべきか?
note.com
■ 多くのシナリオにおいて、接触者の追跡と症例隔離を効率的に行うことで、3か月以内にCOVID-19の新たな発生を制御できる。
■シンガポールにおけるSARS-CoV-2の早期拡大を緩和するための介入
DOI:10.1016/S1473-3099(20) 30162-6
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS1473-3099(20)30162-6/fulltext
■SARS-Cov2感染者では味覚・嗅覚障害を訴える人が多いかもしれない
■ 糞便サンプル中のSARS-CoV-2ウイルスRNAの長期的な存在
■COVID-19の発生状況における医療安全能力