思想的、疫学的、医療について

医療×哲学 常識に依拠せず多面的な視点からとらえ直す薬剤師の医療

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【新連載開始のお知らせ】プラセボ論考 「薬が効く」の本質を求めて

 気が付けば3月も後半ですね。しばらくブログの更新をしておりませんでしたが、今後は少しずつ更新頻度を増やしていければと考えています。さて、今月から新しい連載『プラセボ論考 「薬が効く」の本質を求めて』がスタートしました。

プラセボ論考 「薬が効く」の本質を求めて

 以下のウェブサイトより全文が無料で閲覧できます。

ph-port.jp

 薬剤師と薬、その関係性について僕はプラセボというワードに注目しています。薬理学をはじめとする「学問」は多々ありますが、人の生活レベルで実感しうる薬の効果には、学問的知識とのギャップがあることは確かでしょう。人の生活は学問的合理性というよりはむしろ、感情的非合理性で成り立っている側面も多々あるからです。そのような中で「薬が効く」とはどういうことか?を考える専門家が薬剤師と言えるかもしれません。この連載では薬の対極にあると思われがちなプラセボを足掛かりに薬剤効果の多因子性について論じてみたいと思います。