[地域医療ジャーナル 2017年06月号 vol.3(6)]臨床と人文知をつなぐ試み。
地域医療ジャーナル2017年06月号 vol.3(6)が発刊されています。
僕は薬剤効果の不平等性についての論考他、3つの記事を投稿させていただきました。
まずは、これまで当ブログや、地域医療ジャーナルの「開かれた医療とその敵」でも模索を続けてきた臨床と人文知をつなぐ試みのなかで、僕なりに見えてきた「薬剤効果の不平等性」についてまとめました。
この論考はこれまで概念化してきた「薬剤効果の曖昧性」を、さらに一歩進めた概念構築の試みとなっており、そこから新たに提起された問題設定を言語化したものです。
また、4月15日に開催した『みんなで考える臨床疑問と、EBM実践はじめの一歩』というワークショップの報告記事を書きました。ワークショップを開催して、改めて得られた気付きを「知ること」、「調べること」という2つのキーワードでまとめてみました。
告知記事も投稿しております。6月10日に開催されます、特定非営利活動法人『アヘッドマップ(Association for Appropriate Healthcare Decision-making and Practice:AHEADMAP)』が主催するEBMワークショップ開催のご案内です。
医療従事者の日常業務において、疑問を感じることは多々あると思います。臨床で遭遇しうる疑問について、本ワークショップではEBMの手法を用いた問題解決プロセスをご紹介します。疑問の立て方から、必要な情報の収集方法、そして得られた情報をどのように解釈し、またどのように活用していけば良いのか、EBMの基本的なスキルをまるごと体験することができるプログラムです。なお、お申し込みは以下のサイトより受け付けています。
これを機会に是非、ご参加いただけましたら幸いです。
sponsored link
[note]経口ステロイドによる感染症リスクについてまとめ、ステロイドの減量方法について整理しました。